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目の病気について:網膜剥離

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目の病気について

網膜剥離

網膜剥離
網膜剥離とは、様々な原因で目の奥にある網膜が剥がれてしまうことを言います。
正確には神経網膜が網膜色素上皮から分離したもののことを言います。
網膜剥離は裂孔原性網膜剥離と、非裂孔原性網膜剥離の2つに分類されます。
裂孔原性網膜剥離
裂孔原性網膜剥離とは、網膜の一部に裂け目(裂孔)ができてそこから網膜の後ろ側に液体が流れ込んで剥がれてしまうものを言います。
裂孔ができたばかりの状態であればレーザー治療で治癒できますが、剥離が進行すると手術になってしまいます。
一般に網膜剥離と言われるのは、ほとんどが裂孔原性網膜剥離であり、日本では毎年一万人程度が発症していると言われています。当院でも毎月のように網膜剥離の方の来院があります。
裂孔原性網膜剥離の原因
若年性の網膜剥離の原因に多いのは、もともと近視が強いなどの理由で網膜が薄くなる部分があることです。
薄くなっている部分の網膜が萎縮して円孔となったり、外傷などのきっかけで裂孔が出現することがあります。
そのような円孔や裂孔から硝子体というゼリー状の液体成分が神経網膜下に入り込んでしまい、網膜剥離に進行します。

40歳を超えてくると硝子体が徐々に乳化し、もともとゼリー状であった成分がサラサラした液体に変わってくることにより、硝子体の容積が減っていきます。これを硝子体液化といい、進行すると硝子体と網膜が剥がれて隙間ができます。これを後部硝子体剥離と言います。
後部硝子体剥離は生理的な変化であり、後部硝子体剥離自体は問題ありません。ただ、後部硝子体剥離が起きる際に収縮する硝子体に引っ張られて網膜が破れ、裂孔が生じることがあります。裂孔から乳化した硝子体が神経網膜化に入り込み、網膜剥離が進行します。
症状
最初は黒い点や白い点、ごみくずや糸のようなものが見える飛蚊症や、ピカピカと光が見える光視症などを自覚します。
網膜剥離が起きてくると見えない部分が出現したり(視野欠損)、黄斑部まで剥離してしまうと視力低下が起きます。
網膜が破れた際に、血管が切れて硝子体出血を起こすこともあります。この場合はいきなり見えづらさを自覚します。
治療
網膜裂孔が生じているが、網膜剥離まで進行していない場合には、網膜光凝固術を行います。こちらは当院で施行可能です。
裂孔の周りにレーザーを打ち、網膜剥離へ進行することを防ぎます。

網膜剥離まで進行している場合は手術が必要となります。手術には硝子体手術とバックリング手術の2つがあり、年齢や網膜剥離の状態により選択されます。

・硝子体手術
網膜を引っ張っている硝子体を切除し網膜下液を十分に吸い取った上、原因裂孔周辺に十分なレーザーを照射し、硝子体を空気やガス、状況によってはシリコンオイルに置換します。ガスやシリコンオイルにより剥離した網膜をしっかりと押し付けます。ガスやシリコンオイルは水よりも軽いためしっかりと網膜を押し付けるために、手術後うつ伏せの状態を維持する必要があります。ガスを入れることが最も多く、その際は一週間程度のうつ伏せが必要となります。
・バックリング手術
網膜下液を吸い取った上で網膜裂孔部周辺を冷凍装置や電気装置で凝固させ、眼球の外側にシリコンスポンジを逢着し眼球を凹ませることで網膜裂孔部の牽引を減らすことにより治療します。術後に近視が進行します。硝子体手術機械の進歩によりバックリング手術の頻度がとても下がりましたが、今でも若年性の網膜剥離や硝子体手術ではアプローチすることが困難な網膜最周辺の網膜剥離には選択されることもあります。